CN遺伝子日記帳

技術的な問題への解決策を提案するふりとか同人誌の話とか

鏡合わせの同人誌(ISF10新刊の構想、みたいな)

 ついにISF10の日程が発表されました。バリバリと原稿をやっているつもりですが、なかなか複雑なことを考えてしまったので手数が増えてモチベーションがフルスロットルとはいかず、こうして呼び水的にポロポロと頭の中を開陳!開陳!大開陳!しようとする次第であります。

 麗花=Lichtはもともと二つの世界を、創造それ自体によって生じる空間を介して行き来することで原稿やアイドル活動の時間を稼いでいたのだが、何らかの理由で創造空間に穴が空いてしまった。

 空間が萎んでいくにつれてそれぞれの世界同士が近づき、「相互参照」による影響が出始める。参照の海に飲まれながらも、麗花はなんとかオンリーイベントの締め切りとシアターの公演を両立、更には二つの世界を元通り独立したものへと修復するため、自身の危険を承知で創造空間を介さずに千早/緑生の相互参照を伝って世界をジャンプし始めた。

 これは当初考えたあらすじで、無論、「紙・心・ペン・心」を題材にした内容です。「麗花=Licht」というのは配役としては真ですが、ミリシタ劇中では必ずしも真ではありません。ですが、Lichtは紙・心・ペン・心の劇中で1フレーズだけメタっぽい発言を行います。このセリフを拾ってあらすじを立ててみたのですが、なんかそういう原作の重箱の隅をつつくのも同人っぽいですよね。そして題材にするのは同人がテーマの劇……これで同人誌を書くのだからメタの応報になってしまうのは必然です。

 また、やはり劇中劇とあれば一種の表裏構造を取り入れたくなってしまいます。が、それだけだと芸がないので、もう少し踏み込んで鏡合わせの構造にしてみよう、というのが今回の一番大きな発想です。詳しいことはまたそのうち。

草稿

 そして、画像は既に書いたものの一部です。やったらめったら註釈が並んでいるわけですが、こういう形でLichtや麗花に語らせようとしています。これについては明らかに「青白い炎」の影響ですが、ストーリーのテーマは、なんで同人を書くのさ?とか、同人でできることってなんだろう?とか、これまた一段上のレイヤーを取り入れつつ、最終的には千早が可愛く書けて自分が満足して、手に取った方のうち一人ぐらい面白かったと言ってくだされば、私として大満足と相成るわけですね、はい。

 準備自体は「さなコン」やらなにやらを書き終えたあたりから始めていて、紙・心・ペン・心関連はコミュから朗読ドラマまでほぼ全部の情報を写経してスプレッドシートにまとめるぐらい気合が入っています。なーので、なんとか形にしたいとは思っています。私の作業スピードと製作期間考えると文庫で200Pぐらいになりそうですが、果たしてどうなるのでしょうか。ダメだった場合は、如月千早マイクロビキニASMR台本が出ると何処かに書いてしまったので、そういうことです。どのみちお誕生日がやってくるのでアレなものを上梓しようとは考えているのですが。

 それではみなさんマリネリアで。生きていれば。ぶーたれててもミリオンのアニメはなんだかんだ楽しみだしな。あとスペースがご用意されれば。野毛でウマい酒を飲みてぇ!