人間は所詮、社会でごっこアソビをしているに過ぎないと、先日のISFが終わった後の中華料理店で合点がいったのだ。 アイマスの「プロデューサー」もそうだし、なんなら社会に出て働くとは、あんなもん全てサラリーマンのコスプレなのだ。 律儀に締め切りを守りつつ刊行している同人誌もそうだし、ぜーんぶ何もかもごっこだ、ゴージャスなオママゴトに過ぎないのだ。
ただし、「ごっこ」は決してくだらないことではない。幼児の発達には「ごっこ」が欠かせないし、なにより大多数が「ごっこ」に夢中にならないと社会が回らない。挙げ句の果てはおまんまの食い上げだ。死ぬのは良いが苦しんで死ぬのは嫌だ。
だからこそ、俺が「ごっこ」を極め、次の同人誌の製作日誌を書こうがなんの問題もなかろう。ないよな。うんうん。そのための導入だ、気恥ずかしいからな。
さて、続くのかわからない製作日誌ですが、#000では次に向かうため前回を葬り去る必要があると考え、「プラチナの首輪、血の滲む指輪」のあとがきを書きましょうと。そんなところです。
「あとがきにかえて」しまったあとがき
タイトルについて
c.f. 無印千早コミュ(パーフェクト選択肢はプラチナの指輪)
Forget-Me-Not
Web版を修正して再録。見たまんまの話ですが、重要なのは如月千早に関する問題を「再帰構造」で解決しようとする点です(無限ループではない!)。 また「組合せ」も双対をなすテーマで、小説は文字集合の組合わせに過ぎないし、プログラムもまたバイナリの組合せに過ぎないわけです。
ただ、『バベルの図書館』を鑑みるに、所望のパターンを取り出そうと総当たり的にコトを進めるとすぐさま次元の呪いにぶち当たりヘナヘナとその場に崩れて膝をつくことになるわけでして。
じゃあどうしますかと?
解がまばらにしか埋まっていない空間を効率よく探索できるのがホモ・サピエンスの紛れもない知的能力であると私信じており、その能力をフルにぶん回してあるべき場所にまでたどり着きましょうと。そんなことを考えてパチパチとキーボードを叩いているわけです。
憧憬の嬌声甲高く
悪辣。書いてて「誰がこんなの書いてんだ、相当なろくでなしだな」とすら思う。しかし愚息はかなり元気。
だからこそ、キーボードをタイプしている隣で千早が薄ら笑いを浮かべて、こう口にしていたのだろうなぁ。
「独善的な断罪が気持ちよくて仕方ないんですね、プロデューサー?」
姿見
これも再録。千早のお腹を枕にして寝たい。起承転結とかいいから、各位の可愛い千早像を想起させてほしい。
夢の泥沼を這う
筋肉少女帯の『高円寺心中』みたいなのやりたいなと考えながら執筆。千早と夢みながら底なし沼に沈んでいきたいでしょ、どう考えても。
あと千早に首絞めてとせがまれたら絞めてしまうし、できれば千早にも首を絞めてもらいたいでしょ、どう考えても。
Prologue / Recall
溢れ出る平沢進ネタ。溢れ出る南国感。溢れ出るおしっこ。
……それはいいとして、プーケットは日本人全然いないしマジでいいところなので各位の千早と今すぐ旅立って自堕落ックスを繰り広げて欲しいです。 プーケット・サイモンキャバレーにもどうぞ足を運んでください。
とまあ、あとがきはこんなもんで。製作状況は次回以降に譲ります。 近々は処女作のWeb公開作業も並行して進めつつ、元気だったら関西のイベントにも出ようかと。
……で!宣伝!この新刊の千早本と、既刊の朋花本の通販を始めたので是非!