kokoro[dB]の小説本の方を読んだので簡単な感想をば。タイトルだけ列挙ですんません。
劇中劇の解釈を巡った三人とPのストーリーがナチュラルな印象。本書全体の呼び水になっており期待感も高まる。
- Not all bad
志保もある種のパワーに恵まれた存在だけど、シアターの面々には更にバケモノじみた面々がいるわけで。そういう「姉」たちがいることは彼女にとって結構な救いになってるのかなぁなどと。
- 紬、逃げる
紬中心にしていじくるのスゲー楽しいの分かりまくる。
- エモーショナル・ビーイング
インタビューのお題の設定が良い。三人だけじゃなくて劇場の面々もどう答えそうか想像が膨らむ。
- アンドロイドにココロはあるのか?
割と近い研究を横目で見ていたのでちょっとした懐かしさ。先生の名前の由来が気になる。
- エスケープインザパラダイス
また志保がいじられてる……!サイドストーリー的な場所でそういう役回りさせられるの良いよね。
- 私が貴女のことを覚えている
一番好きかも。タイトルでもう分かるんだけど、まあ、これはさ。正直泣いた。
- 無題。22番<NO title.No22>
読み進めるにつれて一人称の人物が明らかになる面白い構成。後半戦、劇中劇中(?)の物語はどの視点から書くか色々パターンがあって興味深い。
- How to Prove the L◯VE?
イオリの存在がすっげー自然で好き。この二人は動かすとバディ物感でるよね。
- Code:0 -sideCHIHAYA-
元のストーリに挟み込んでるのは一瞬なんだけど、かなり有り得そうな視点だなぁと。
- 衝動・混濁・私のエゴ
こちらも本編にうまいこと繋がりそうで、設定からして有り得そうな物語でした。
- 一厘の誤差
迫力の戦闘シーン。男が言葉でハックして場を切り抜けようとしてるのが面白い。
- 名前のない群青
走馬灯の淡さというか白っぽい感じが伝わってくる。たぶん、言葉のチョイスなんだろうな。
- 疑似情動系神経回路
うおっ!いい具合にまとまった!良き読後感でした。
確か前の歌姫庭園で買って、細々と読みつつの状態でした。読むのが遅い、それはそう。
組版がきれい&装丁も凝っていて大変素敵な本でした。EScape!! FOrever!!