CN遺伝子日記帳

技術的な問題への解決策を提案するふりとか同人誌の話とか

あの2月の連休は千早の誕生日だった

 労働という、神さまが必要悪としてこの世に残していった最後っ屁のような行為に日々手を染めているわけだが、最近そいつが妙に忙しく、さっさとこのしょーもない仕事しかない職場をquitボタン一つで辞めたいのだが、そうは問屋が降ろさねえと借金(奨学金)やらが波となって押し寄せてくるわけで、半ばキレながら金曜日を有給休暇で埋めて4連休を労働者の拳を天に突き上げ取得したのだ!(前回までのあらすじ)

 行き先は伊香保だ。千早と共に伊香保で温泉に浸かりねんごろねんごろねんごろりん。鄙びた温泉地は空いてて人にも会わずに済んでハッピー&ラッキーなんだ……と思っていたが、そんなことはなく、有名な石段街にはやたらとカップル・夫婦が多い。いや、こっちだってカップル……じゃねえや、アイドルとプロデューサーの特別な関係性で来てるんだ、負けてたまるかってんだ、そこのけそこのけ!!!

 お昼はカレーでした。とっても美味しかったです。本当は名物の水沢うどんが食べたかったけど、カップル連中がうどんうどんだ長くて白いもんだ縁起がいいぜと、そこらのうどん屋になだれ込んで長蛇の列をつくるもんだから、千早も「わざわざ並んで食べなくても」とか言うもんで、古民家風の(ボロいの婉曲表現)店で石焼きカレーをいただきました。普通に美味しかったです。観光地価格感はありましたが、コーヒーで一服できたし、実際内装はいい雰囲気でした。

 伊香保温泉街は山中に位置している。先述した石段街には、山の斜面に伸びた石段の左右に食べ歩きの商店や宿が並んでおり、その頂上には神社がある。町中の路地に入れば稲荷様の小さな鳥居が鎮座し、要するに古い町並みなのである。温泉街としてのピークは等に過ぎており、ホテルの外見は基本的に古めかしく、全盛期を偲ばせる廃墟もチラホラ。見た目だけで言えば私の大好物の「味のある」街並みなのだが、どうもやはり石段街には人が多い。伊香保ブランドは健在という証拠なのだろう。

 宿泊した旅館は「いかほ秀水園」さん。見た目は周りのホテルと比べるとかなりキレイ。チェックインの手続きは展望付きのカフェで実施。ここの景色がまた素晴らしい。国破れて山河あり。伊香保が活気に満ち満ちていた頃にも、この山々は同じように在ったのだろう。

※カフェからの眺望

※標準的オタクムーブ

 旅館では温泉につかり、誕生日小説を書き、飯と酒を喰らい、また温泉につかり、深夜にも温泉につかり(露天から見える星空が好き)、朝飯を食い、温泉につかり……親父から受け継いだ遺伝子とも言うべきか、湯治にでも来たんじゃないかという頻度で温泉につかる。大満足でチェックアウトの後、向かった先は伊香保露天風呂。公衆の温泉露天風呂である。千早はよくふやけないですね、と呆れていた。

※飲泉可。鉄っぽい。伊香保はなんと二種類の温泉が出るらしい

 はてさて、ここから水沢うどん街道で結局うどんを食ったり、高崎駅であまりに雰囲気の良い商店街を散策したりと楽しいことは多々あったのですが、一々書いていると連休が終わってしまうので、写真だけペトペトと貼っていきます。

※うどん。ごまだれVSめんつゆのメニュー

※たかさき中央銀座。在りし日を偲ばせる店の亡骸多し

※営業していないのが悲しいが、近くの高崎電気館は外見が似ていながらもまだ営業中。頑張って欲しい(時間があったら上映中の「戦場のメリークリスマス」を観たかった)

 明けて翌日、千早誕生日当日。朝からケーキとパーティの食材を購入し、帰宅。誕生日記念千早小説をシコシコと執筆、上梓。デパートで仕入れたお高級な牛肉でなんとすき焼きを作って、今年も楽しい千早お誕生日でした。XX年目もよろしくな、千早。地獄の果てまで付き合ってくれ。あと俺を見捨てないでくれ……ううっ……。

※古のオタクムーブ

 今後ですが、ISF10ではASMR本を執筆。コミケに当選すれば水月(雪さん)本を出し、その後で千早の長編でも取り掛かりたいなぁと思っています。3.0 Visionの行き着く先、崩壊と修繕。「アイドルとは何か?」というアイマスの基本的・根本的テーマに近未来SFチックな味付けで立ち返りたいと思います。

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 ではまた次のステージで!